けれど、あゝ、何か、何か…変わつたと思つてゐる。
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暗い公園より
中原中也さんの詩「暗い公園」の結びの部分を名言として切り出してみた。
「暗い公園」の全文はこんな感じ。
『
雨を含んだ暗い空の中に
大きいポプラは聳り立ち、
その天頂(てっぺん)はほとんど空に消え入つてゐた。
六月の宵、風暖く、
公園の中に人気はなかつた。
私はその日、なほ少年であつた。
ポプラは暗い空に聳り立ち、
その黒々と見える葉は風にハタハタと鳴つてゐた。
仰ぐにつけても、私の胸に、希望はなつた。
今宵も私は故郷(ふるさと)の、その樹の下に立つてゐる。
其の後十年、その樹にも私にも、
お話する程の変りはない。
けれど、あゝ、何か、何か…変わつたと思つてゐる。
』
読後感が素晴らしくいい…と思う。
ちよしらべ
だれがいったの?
「暗い公園」の中で、 中原中也さんがこの名言を言ったそうです!
うぃきめも
三島 由紀夫(みしま ゆきお、1925年〈大正14年〉1月14日 - 1970年〈昭和45年〉11月25日)は、日本の小説家、劇作家、随筆家、評論家、政治活動家。本名は平岡 公威(ひらおか きみたけ)。
戦後の日本文学界を代表する作家の一人であると同時に、ノーベル文学賞候補になるなど、日本語の枠を超え、日本国外においても広く認められた作家である。『Esquire』誌の「世界の百人」に選ばれた初の日本人で、国際放送されたテレビ番組に初めて出演した日本人でもある。
代表作は小説に『仮面の告白』『潮騒』『金閣寺』『鏡子の家』『憂国』『豊饒の海』など、戯曲に『近代能楽集』『鹿鳴館』『サド侯爵夫人』などがある。修辞に富んだ絢爛豪華で詩的な文体、古典劇を基調にした人工性・構築性にあふれる唯美的な作風が特徴。
晩年は政治的な傾向を強め、自衛隊に体験入隊し、民兵組織「楯の会」を結成。1970年(昭和45年)11月25日、楯の会隊員4名と共に自衛隊市ヶ谷駐屯地(現・防衛省本省)を訪れ東部方面総監を監禁。バルコニーで自衛隊員にクーデターを促す演説をしたのち、割腹自殺を遂げた。この一件は社会に大きな衝撃を与え、新右翼が生まれるなど、国内の政治運動や文学界に大きな影響を与えた(詳細は三島事件を参照)。引用元:三島由紀夫より