地球が二つに割れればいい そして片方は洋行すればいい すれば私はもう片方に腰掛けて 青空をばかり---
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この小児より
名言というのか、はなはだ疑問だけれど、とてもきれいな詩だと思う。というのを電子レンジの中、油の飛び跳ね汚れを今も目にとらえ、しかしいつも通り見逃しながら書いている。
これは中原中也さんの詩「この小児」の一節。全文はこちら。
『
コボルト空に往交(ゆきか)へば、
野に
蒼白の
この小児。
黒雲空にすぢ引けば、
この小児
搾る涙は
銀の液…
地球が二つに割れゝばいい、
そして片方は洋行すればいい、
すれば私はもう片方に腰掛けて
青空をばかリ---
花崗(くわかう)の厳(いわほ)や
浜の空
み寺の屋根や
海の果て…
』
うん、個人的には名言として切り出されてる部分だけ好き。
意味なんて分からなくても「すれば」の使い方や「をばかり」の使い方がとってもきれい。そう、もう透明感といってもいいかもしれない。
ちなみに洋行っていうのは留学とかそういう意味。
中原中也さんって国語の教科書で知ってるくらいだったから今度ちゃんと読んでみたいと思う。
ちよしらべ
だれがいったの?
「この小児」の中で、 中原中也さんがこの名言を言ったそうです!
うぃきめも
ウィキペディアを調べてみたところどうやらこの名言はまだ掲載されていないようで…。お役に立てずゴメンナサイっ!